2019-01-01から1年間の記事一覧

クリスマスが運ぶ音楽

ミッシェルペトルチアー二は先天性の病気に苦しみながらも、そんな事実を微塵も感じさせないほど力強くシャープなタッチで、ビルエバンスのような繊細なハーモニーと抒情的なメロディを奏でることができる稀有な天才ピアニストでした。 ブルーノートではじめ…

もっと走らないと

11月のジョギング実績は計38周(約40キロ)。 後半は雨の日が多く、ややペースが落ちました。走ることが日課と感じられる段階には至っていませんが、今月は50周を目標に頑張りたいと思います。そろそろジョギングウェアやシューズの方も揃えて、気持ち的にも…

耽美な世界

疲れた夜、つい聴き入ってしまう演奏がこの「My Funny Valentine」 https://www.youtube.com/watch?v=tAD9b4SQ2O8&list=RDMMtAD9b4SQ2O8&start_radio=1 10分ごろから始まるハービーハンコックのピアノソロを何度も何度も繰り返し聞いています。原曲の進行に…

ランニングハイを求めて

今更感もありますが、10月から週2-3回のペースでジョギングを始めました。近所の池の周回コース約1.1キロを3~5周、相当スローペースで走っています。今日は5周を31分20秒。体がなじむのに時間がかかるため、いつも1周目がきつく、2周後半ぐらいから気分…

英語民間試験見送り

遅すぎるタイミングでしたが、妥当な決断が下りました。 格差についてよりも、試験にスピーキングが含まれることを個人的には問題視して います。リスニングさえ要らないのでは。これらこそ、経済というか環境的な格差 がスコアに影響する可能性が高いと思う…

英文の正確な読み

薬袋善郎氏の「英語リーディングの探究」を、いつものごとく図書館で借りて再読しています。以前読んだ際も購入する価値ある一冊だと思ったのですが、なかなか実現していません。 取り上げられている英文は全体的に難しく、正確に読むとは、文脈や文法的な根…

Benny Greenとの出会い

久しぶりにベニーグリーンのピアノを聴いた。 約20年前、ニューヨークに滞在中、たまたま立ち寄ったライブハウスでの演奏を聴いて、ビバップの伝統を守りつつ、ファンキーでありながら、颯爽感のある驚異のテクニックを駆使した演奏の質の高さに、やはり本場…

イギリスエッセイ

近所の図書館で行方昭夫氏の「たいした問題ではないが」と「原文で楽しむ英文読書 術イギリスエッセイ編」を借りて読んでいます。 英文標準問題精講にも多くの英文が収録されているおなじみの作家4人のエッセイ作品集ということで、以前から読むのを楽しみに…

北海道旅行

投稿が遅れがちです。 7月、レンタカーを借りて、旭川から富良野、札幌へと3泊4日の旅行をしました。以前から「北の国から」の舞台を一度訪れたいと思っていたこともあり、ようやく念願がかないました。 最近は、長距離の車運転は気が進まないのですが、訪ね…

Theme from "Spartacus"

タイトルの映画はまだ見たことはありませんが、この曲はBill Evansの演奏で知り、好んでよく聴くようになりました。特に以下にリンクしたFred Hershのソロは聴けば聴くほど自分の音楽魂?を揺さぶり、何度感涙に咽いだことか。。彼のアルバムを購入したのは…

A lot of work

ベーシスト ロンカーターの言葉 ”If you wanna get to making the gigs and playing with the high-level players that you aspired to, it's a lot of work. I mean, it is a lot of work." 一人前の演奏家になるためには、本当に大変な努力が必要という言…

ORIGIN 読後感

休みの日には100ページ程度、仕事の日はなかなか読み進められなかったので、結局、20日ぐらいかけて読み終えることになりました。 テーマが大変興味深く、スペインの観光スポットもめぐることが出来、エンタテイメントとしては申し分なかったと思います。内…

ふと聴きたくなる曲2

中学の頃と言えば、YMOの音楽との出会い。ご多分に漏れず、ライディーンをはじめて聴いた時の衝撃と興奮。あのような感覚は、生涯なかなかないものです。周りの皆が寝ても覚めてもYMOといった時代だったのではないでしょうか。 謎めいた3人が演出する世界、…

ふと聴きたくなる曲

オフコースは中学の頃、よく聴いていた時期がありました。どういうわけかコンサートのチケットを手に入れて武道館のコンサートに行ったことも覚えています。その時の演奏がビデオ化されていたのは知っていましたが、今はすぐにYouTubeで観れるので本当にあり…

ORIGIN

DAN BROWNの「ORIGIN」を読み始めました(まだ50ページほどですが)。今回の舞台はスペインでしょうか。彼の作品は全て読んでいますが、毎回学術的な蘊蓄を含むスリリングなストーリー展開にいつもワクワクしながら読んでいます。また英文も比較的平易なので…

記憶に残る英文

大学受験時に取り組んだ英文問題に以下のようなものがありました。当時難しくて全く歯が立たず、悔しい思いをしたのを覚えています。後にこの文章の出典がジェーンオースティンの「高慢と偏見」であることをネット検索で発見したのですが、考えてみると1800…

My Foolish Heart

令和の時代が始まりました。 三日坊主常習犯ですが、気持ちも新たに色々なことに挑戦したいと思います。 何をやっても中途半端なところに不満は残るものの、一生こんな感じというのは客観視できる年齢になりましたので、力は抜きながら、ゆるく研鑽を積む。…

Recasting

実践ビジネス英語4月12日分は、いつものようにビニエット5回分を通しで聴いて、杉田先生とヘザーさんのTalk to Talkに進みましたが、いずれも興味深い内容でした。特にヘザーさんの6歳になる娘さんへのバイリンガル教育にまつわる話は大変参考になるものでし…

長寿番組

けっしてまじめなリスナーではありませんが、杉田敏先生のNHKビジネス英会話とは番組のスタート以来の付き合いになります。始めたころは、スキットをテキストでゆっくり読んでも理解できない部分が多かったほど自分の英語力は低かったのですが、30年も過ぎる…

Mr Holland's Opus

私にとって作曲家ジョージガーシェイン(Gershwin)の音楽は、多様性に富んだアメリカそのものを映し出していると言ってよいほど、この2つのイメージがイコールで結ばれています。とにかく華やかで躍動感があり、時には繊細でどこまでも美しい音楽を創った…

傑出した英語力

"Incessant is the change of water where the stream glides on calmly: the spray appears over a cataract, yet vanishes without a moment's delay . Such is the fate of men in the world and of the houses in which they live. " 「ゆく河の流れは絶…

坊ちゃん列車

先日、愛媛県松山市を訪れました。四国は、列車の旅で高松駅にちょっと立ち寄った程度だったので、今回が初めてと言っても良いでしょう。松山城を中心に広がる町並みは城下町の面影も少しは残っていたのかもしれませんが、大通りを走る路面電車の車窓から見…

Photograph

坂本龍一がアントニオカルロスジョピンの家で録音した「CASA」というボサノバのアルバムを久しぶりに聞いてみました。このアルバムが発表されて間もなく開催されたモーレンバウムとのライヴに足を運んだのを覚えています。ボサノバの魅力を最大限に引き出す…

英語教育大論争

英語教育に携わっているわけではありませんが、この本を読む度に、これからの英語教育について色々と考えさせられます。旧来の文法・訳読中心の英語習得(渡部案)とオーラルやリスニングを重視したコミュニケーション英語の習得(平泉案)のどちらを優先す…

「Alfie」

バートバカラックの名曲「Alfie」は多くのミュージシャン、シンガーに歌われてきましたが、個人的には、今回紹介するバーブラストライサンドによるテイクが好きです。お馴染みの映画「追憶」の主題歌でも彼女の歌唱力は認められていますが、艶のあるヴォイス…

浜辺の少年

“I do not know what I may appear to the world, but to myself I seem to have been only like a boy playing on the sea-shore, and diverting myself in now and then finding a smoother pebble or a prettier shell than ordinary, whilst the great o…

My Song

キースジャレットの曲を紹介します。曲名はありふれてますが、開けてびっくり玉手箱といった感じでしょうか。口ずさみたくなるような聴き心地良いメロディでありながら、やはり彼の音楽に対するみずみずしい感性が随所に現れ、誰にも真似できない極限の美的…

斬れる英語

英語との付き合いは長いですが、英会話については、とても堪能などとは口が裂けても言えないのが実情です。英語の資格試験では、通常2次試験で口頭での表現力が試されますが、相当苦労しました。お金を払って何度も受験する余裕もないため、邪道ですが、私淑…

The Four Season Recomposed

ドイツ人作曲家のリヒターによるビバルディ―「四季」のリコンポーズが聴きたくなる季節になりました。自分は春に生まれたこともあり、春(Spring1~3)に特別な思い入れがあります。まさに再構築された抒情的なメロディーとともに、記憶のどこかにあって、…

「Chan’s Song(Never Said)」

映画ラウンドミッドナイトのエンディングで静かに流れる美しい曲は、ハービーハンコックが作曲した「Chan's Song」です。メロディーはとてもシンプルで、音数も少なく、同じようなフレーズの繰り返しが多いのですが、この曲も何しろハーモニー展開が秀逸で、…