2019-02-01から1ヶ月間の記事一覧

浜辺の少年

“I do not know what I may appear to the world, but to myself I seem to have been only like a boy playing on the sea-shore, and diverting myself in now and then finding a smoother pebble or a prettier shell than ordinary, whilst the great o…

My Song

キースジャレットの曲を紹介します。曲名はありふれてますが、開けてびっくり玉手箱といった感じでしょうか。口ずさみたくなるような聴き心地良いメロディでありながら、やはり彼の音楽に対するみずみずしい感性が随所に現れ、誰にも真似できない極限の美的…

斬れる英語

英語との付き合いは長いですが、英会話については、とても堪能などとは口が裂けても言えないのが実情です。英語の資格試験では、通常2次試験で口頭での表現力が試されますが、相当苦労しました。お金を払って何度も受験する余裕もないため、邪道ですが、私淑…

The Four Season Recomposed

ドイツ人作曲家のリヒターによるビバルディ―「四季」のリコンポーズが聴きたくなる季節になりました。自分は春に生まれたこともあり、春(Spring1~3)に特別な思い入れがあります。まさに再構築された抒情的なメロディーとともに、記憶のどこかにあって、…

「Chan’s Song(Never Said)」

映画ラウンドミッドナイトのエンディングで静かに流れる美しい曲は、ハービーハンコックが作曲した「Chan's Song」です。メロディーはとてもシンプルで、音数も少なく、同じようなフレーズの繰り返しが多いのですが、この曲も何しろハーモニー展開が秀逸で、…

驚異のリハーモナイゼーション

映画「Round Midnight」は、パリを舞台に、ある天才ジャズミュージシャン(デイル)と彼の音楽に魅了されたフランス人デザイナー(フランシス)との交流を描いた物語。主人公はサックス奏者のデクスターゴードンが演じていますが、もともとモデルになってい…

Not A so much as B

"In such a case, it is often not the thought that strikes us as familiar so much as the way in which the thought is expressed" 英文標準問題精講の35番の抜粋です。タイトルにある表現を「AというよりもむしろB」と構文、または慣用表現として覚えて…

The wonderful cool something

標題の英語は、ヘレンケラーが言葉というものの存在を認識した時(That living word awakened my soul)に、手の上を流れる水を表現したものですが、突然開かれた世界への驚きと喜びが映し出されているようで、初めて読んだときに素直に感動したのを覚えてい…

昭和の音楽風景

昭和40年代に生まれた方なら、作曲家宇野誠一郎氏の童謡、アニメソングはその名前は知らなくても一度は口ずさんで歌ったことがあると思います。 すぐに出てくるものでも、ひょっこりひょうたん島、ムーミン、アンデルセン物語、ロッキーチャック、一休さん等…

映画 ボヘミアンラプソディ

昨年から話題で、楽しみにしていた映画をようやく見ることができました。 あまりの感動に、もう既に何度も足を運んでいるファンもいると聞いています。 フレディマーキュリーのライブエイドでの素晴らしいパフォーマンスに至るまでの、彼の音楽家としての遍…

T.S エリオット

バージニアウルフのついでに、もう一つお気に入りの英文を採り上げます。 「英文の読み方、味わい方」で最も繰り返し読んでいるのが、文例40のT.Sエリオットです。上田氏の解説には「彼の批評の文章は用語が厳格適正で、論理の展開が緻密である点に特色があ…