ふと聴きたくなる曲2

中学の頃と言えば、YMOの音楽との出会い。ご多分に漏れず、ライディーンをはじめて聴いた時の衝撃と興奮。あのような感覚は、生涯なかなかないものです。周りの皆が寝ても覚めてもYMOといった時代だったのではないでしょうか。

謎めいた3人が演出する世界、音楽、演奏の全てが抜群にカッコよかったですし、当時の自分にとってはシンセサイザーという得体のしれないコンピューター楽器がコンサートステージに所狭しと並んでいるのが、何とも魅惑的でした。

音の様々な要素を合成してありとあらゆる音(色)を(無限大?に)創り出すことができるというシンセサイザーの可能性を知って以来、すっかりハマってしまい、音作りの原理や操作方法などを本や音楽雑誌で夢中になって調べるにつれ、シンセサイザーがどうしても欲しくて欲しくて夢にまで出てきたこともありました。しかしながら当時は、とても高価で中学生が購入するのは不可能でしたので、結局はシンセのボタンやツマミを動かしてどんな音色を創れるか想像しては楽しむのがせいぜい。当時、坂本龍一が使用していたプロフェット5という170万円のシンセを購入するのが夢でしたが、今思えば、お金に余裕があった独身時代に買っておけば良かったと後悔しています。プロフェット5は今ではビンテージものとなっていてなかなか入手は困難になってしまいました。今の時代、最先端の技術と機能を備えたデジタルシンセサイザーが主流ですが、プロフェット5のアナログシンセが持つ柔らかくぶ厚い音色はなかなか他の機材での代用は難しいいと思います。

それにしても何度聞いてもYMOの音楽がもつクオリティの高さは凄すぎますね。40年たった今でも曲やアレンジのセンスは抜群で、斬新性も失われていないように感じます。

  

YMO ソリッドステートサバイバー

https://www.youtube.com/watch?v=EU-J73Y-lqM&t=807s

 

*垂涎の的!プロフェット5の写真