Theme from "Spartacus"
タイトルの映画はまだ見たことはありませんが、この曲はBill Evansの演奏で知り、好んでよく聴くようになりました。特に以下にリンクしたFred Hershのソロは聴けば聴くほど自分の音楽魂？を揺さぶり、何度感涙に咽いだことか。。彼のアルバムを購入したのはちょうど20年前で、アメリカ南西部のグランドサークル周辺をドライブする際にカーステレオを大音量にして聴いたのを今でも鮮やかに覚えています。真っ青な空のもと、荒涼寂寞とした広大な砂漠、赤茶けた岩山や青々とした湖など、原色のコントラストの中を独り車でどこまでも走り続けながら、この曲を聴いたときの精神的な高揚感は言葉では言い難い体験でした。彼の演奏に合わせて、大自然の驚異や畏怖の念、そして自身の心象風景が混じりあい複雑な感情が込み上げてきて、ある種のカタルシスのような何とも神秘的な体験、意識状態だったように思います。
演奏時間の3：30～6：20あたりはずっと即興の展開部で壮大なストーリーを聴いているようですが、後半の盛り上がりはまさに天上の響き！とも言えるほど、まさに震えるような感動を覚えました。
もう一度、この演奏を聴きながらこの地を再訪してみたいものです。
Fred Hershの演奏
https://www.youtube.com/watch?v=9rn12IwADHo
