坊ちゃん列車

先日、愛媛県松山市を訪れました。四国は、列車の旅で高松駅にちょっと立ち寄った程度だったので、今回が初めてと言っても良いでしょう。松山城を中心に広がる町並みは城下町の面影も少しは残っていたのかもしれませんが、大通りを走る路面電車の車窓から見えてくるのはいわゆるモダンなオフィスビル、ホテル、ショップなど、多くの地方都市と大きく変わらない印象でした。それでも路面電車が走る街というのは、自分の目にはやはり魅力的に映ります。道路に2本の線路が敷設されていて、またその真ん中に停車場(ホーム)があるという現代ではなかなか出会えない光景にひたすら感動。。。鉄道好きにはたまりません。

夏目漱石が「坊ちゃん」の中で描いた軽便鉄道の列車を再現した「坊ちゃん列車」(写真)にも乗ることができたのも大きな収穫でした。汽車(実際はディーゼル車)と客車の1編成で2.5億もするそうです。写真は道後温泉の駅構内で撮影したものです。

道後温泉に宿泊し、同じく漱石がよく訪れたという道後温泉本館の湯にも浸かってみました。夜、観光客でやや混んだ時間帯だったので、ゆっくりリフレッシュというわけにはいきませんでしたが、当時の雰囲気を辛うじて味わうことはできました。

 

今回は松山市内のみの観光でしたが、もし機会があったら、四国内をくまなく列車で旅したいものです。

 

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坊っちゃん (新潮文庫)

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