ライフワーク

いつ弾けるようになるかもわからない難曲、ショパンのバラード4番の練習にハマっています。本当は、それこそ寝食を忘れ、憂き身をやつすほどに猛練習しないことには、この曲は弾けたという実感は得られないでしょうが、所詮、一介のサラリーマンという立場に甘え、何とか残り少ない人生をかけて取り組む曲といった位置づけでしょうか。

楽譜とにらめっこし、音を確かめながら練習していますが、とにかく弾いてみてはじめて、これほどにも強烈で劇的な旋律、ハーモニーがあるのだろうかという新鮮な発見と感動が得られるので、自身の演奏に対する不満は別として、とりあえず充実感はかなりあります。特に最後の激しいコーダの部分はまだ殆ど弾けてませんが、凄まじいだけでなく、本当に信じられないくらいエモーショナルで至高の作品です。

以前からショパンの一曲と言えば、このバラード4番だったこともあり、多くのピアニストの演奏を聴いてきましたが、お気に入りは、ブーニンとこのユリアナで、2人ともショパンコンクール1位受賞者でもあります。ユリアナはミスタッチもありますが、情感たっぷりな実に素晴らしい演奏を披露してくれます。

 

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